
【Lesca LUNETIER(レスカルネティエ)】はフランスの眼鏡産地として有名なジュラ地方で20世紀初頭から眼鏡に携わってきたレスカ家によって1964年に立ち上げられたアイウェアブランドです。創設者でもあるジョエル・レスカ氏はジュラに点在する職人たちと深い信頼関係を築き上げており、量産技術や最新の製造機械だけに頼らず当時から大事にしてきた金型や設備によって製造しています。1950年から1960年にかけて家具やファッション、建築の革命を目にしてきたジョエル氏によって生み出されたデザインの数々は色褪せる事のないスタイルを作り上げ、世界中に今もなお愛用者を増やしています。
特に有名なモデルとして【La Corb’s】がありますがこちらは建築家のル・コルビジェ自らがデザインし、パリのべっ甲眼鏡店に作らせていたモデルの原型を譲り受けたレスカ家が復刻したモデルです。また、レスカ家は自らの活動を”フランスの伝承”と呼び、長年ジュラ地方の眼鏡職人が受け継いできた伝統的な製法やフレンチデザインのエッセンスを詰め込んだヴィンテージフレームをアップグレードしながら復刻することで現在も活動を続けています。今日、【Lesca】のDNAは息子たちによって脈々と受け継がれ、過去のコレクションにモダンなアセテートカラーを使用したアーカイブコレクションの他、クリエイティブで高品質なチタン製のフレームも注目を浴びています。

レスカとの出会いはイタリアの展示会の時に隅の方にあるブースでしたが数本展示あいてあったヴィンテージのモデルに目が止まりました。ブースで会話をしてとても楽しかった思い出があります。アーカイブのデザインに今の新しいカラーリングを採用して新鮮なレトロでモダンテイストなフレームに仕上げられたフレームはクラシカル過ぎないデザインとサイズ感が特徴です。