・  SAINT LAURENT | サン・ローラン ・

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【SAINT LAURENT PARIS(サン・ローラン パリ)】は「モードの帝王」と呼ばれたアルジェリア出身のファッションデザイナーYves Saint-Laurent(イヴ・サン=ローラン)が自身の名を冠して1962年に創設したフランスを代表するファッションブランドです。創立者はイヴ・サンローランとピエール・べルジェ、そしてマック・ロビンソンの3人でした。1953年、この時17歳のサン=ローランはパリのサンディカル・ド・ラ・オート・クチュールファッションデザイン学校に入学すると国際羊毛事務局(IWS)主催のデザインコンクールのドレス部門にカクテルドレスを発表し最優秀賞を獲得しました。これがきっかけとなりDior(ディオール)の創設者でもあるクリスチャン・ディオールの目にとまり翌年から彼のアシスタントとして奔走します。1957年にクリスチャン・ディオールが惜しまれつつも死去してしまったことでサン=ローランは21歳の時にブランドの後継者に指名され主任デザイナーとして活躍を始めます。1960年にアルジェリア戦争に召集されたことでディオールを辞することになってしまったものの1962年にはピエール・ベルジェの出資により自身のレーベルを立ち上げオートクチュールメゾンを設けたことがブランドの始まりです。近代ポスターの第一人者であるデザイナーのカサンドラがデザインした「YSL」のロゴマークはブランドの象徴として有名です。その後も次々と革新的なコレクションを提案し続けると1966年にはターゲットを富裕層ではなく値段を下げた一般人向けの派生ライン「イヴサンローラン・リヴ・ゴーシュ」を設けます。そうして数々の歴史を作ったイヴ・サンローランは2002年にパリでのオートクチュールコレクションを最後に部門を引退し、2008年にその生涯を終えました。
ブランドは彼の引退後も脈々と受け継がれ、2012年からは再びエディ・スリマンが就任し飛躍的にブランドの知名度を高めていき今に至ります。ファッションブランドとしてサン・ローランの魅力を一言で表すと「優雅で繊細なファッションアイテム」です。メンズ・ウィメンズとも黒を基調としたエレガンスでかつタイトなシルエットをスタイルよく着用するコレクションが特徴的です。アイウェアコレクションのデザインについては20人近いデザイナーでチームを編成し、そこにエグゼクティブデザイナーも監修することでコレクションとしての完成度を高めています。コレクションの特徴はモードを意識しており、非常にシンプルで様々なファッションに順応性があります。どこかクラシカルな雰囲気を漂わせながらもモダンなコレクションが並びます。描かれた独特なリムのラインと全体的にエッジを効かせることによって整ったフォルムには、智(ヨロイ)にあしらわれた長方形のカシメ飾りとテンプルの合口付近にエッチングされたブランド名だけに留めており、形の美しさで魅せるラグジュアリーなスタイルを確立しています。生産は眼鏡製造国としても名高いイタリアと日本で行われておりクオリティの高さにおいても評価が高いです。コレクションはファッションショーに合わせて年3回の発表が行われ、3つのコンセプトラインのもと展開されています。
【CLASSIC】…ベーシックなデザインの中にブランドの持つシンプルさとモードを取り入れたコレクション。
【NEW WAVE】…ファッションショーにて使用され、デザイナーの個性がもっとも反映されるコレクション。
【BOLD】…かつてのイヴ・サンローランが愛用したモデルをイメージして新しくデザインされたコレクション。